初心者でも分かる「ブロックチェーン」基礎知識

初心者でも分かる「ブロックチェーン」基礎知識

Coin Journal (コインジャーナル)です。

2017年は仮想通貨元年と言われ、最近でも仮想通貨やビットコインという言葉がニュースで聞かれるようになりました。
その話になると、いつも並行して言われているのが「ブロックチェーン」です。
みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

実は、「ブロックチェーン」というテクノロジーは仮想通貨が存在する為に最も必要な技術と言われています。
今回は、その「ブロックチェーン」についての基礎知識や仕組み、活用事例を踏まえて、概説していきたいと思います。

▼ブロックチェーンって一体何のこと?


 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブロックチェーンは日本語で「分散型取引台帳」とも訳されます。

訳から分かるようにブロックチェーンを理解する上で大事なポイントが「分散型」と「台帳」という言葉です。

まずは「台帳」について説明します。台帳とは、取引のデータを記録するものです。
取引のデータを「トランザクション」と呼び、そして、複数のトランザクションをまとめたものを「ブロック」と言います。このブロックが連なるように保存された状態が「ブロックチェーン」です。

しかし、ここまでであれば、「電子マネーや銀行預金とあまり変わりがないのでは?」と思う方もいるでしょう。なぜならそれらも実体としては存在しておらず、データとして存在を証明しているからです。

仮想通貨では「分散型」というポイントが肝になります。

台帳であるブロックチェーンは中央で管理されません。複数の参加者によって管理されます。銀行や政府のような特定の管理組織がないため、権限が一箇所に集中することはありません。
そのため、システム障害に強く、かつ低コストで運用できると期待されています。

▼基本的な仕組みについて


上で説明した内容をもう少し分かりやすく説明すると、ブロックチェーンの仕組みは次のようになっています。

 

・P2P方式

ブロックチェーンは「分散」しており、ユーザー同士が管理しています。この形式を「P2P(ピアツーピア)方式」といいます。
ブロックチェーンは、複数のコンピューターで分散して管理されているため、ビットコインの取引ごとのリアルタイム更新には対応できません。そのため、10分単位でまとめて承認作業が行われるという特徴があります。

 ・ブロックの暗号化

取引データは、「いつどこで誰にいくら送金されたか」という内容が記録され、「ブロック」になります。このデータは公開されているため、誰でも確認することができます。しかし、トランザクションの「具体的な取引内容」は「暗号化」されています。
ハッシュ関数という、元のデータから不規則な文字列(ハッシュ値)を生成する関数により、それぞれのブロックに異なる文字列が与えられます。また、生成された文字列から、元のデータを読み取ることができないのも特徴です。

・すべての取引の可視化

ブロックチェーンに記録されている全てのトランザクションは、だれでも「Blockchain.info」から確認できます。
ただ確認できるとはいえども、ハッシュ値によって暗号化されているため、「内容」の具体的な詳細までは確認できません。
これが改ざん不可能な仕組みを作っている所以でもあります。

 

・マイニング(採掘)機能

ブロックデータには、暗号化されたトランザクションと直前のブロックデータのハッシュ値が含まれています。
直前のハッシュ値と、「ナンス値」という特別な数字を見つけ出すことにより整合性が取ることができれば、新しいブロックが追加されます。この流れを「承認」といいます。

実は、この承認作業を「マイニング(採掘)」といい、膨大な計算を行います。
この作業を行った人にビットコインの報酬が支払われるというシステムがあり、このときにビットコインが「新規発行」されます。
とはいえ、ビットコインの発行量は2,100万BTCと事前に決められています。「マイニング」というブロックチェーンが生まれる仕組みにより、ビットコインの急激な増減が起きないように調整されているのです。

▼「仮想通貨」以外の活用法


ビットコインを始め、「通貨」に使用することで仮想通貨という新たな概念が生まれ、ブロックチェーンの力が発揮されました。

ブロックチェーンというテクノロジーは世界を変えるようなすごい技術だということが分かりました。この仕組みを他の領域でも活用することができるのではないかと言われています。

最後に、「通貨」以外にもブロックチェーンが活用できる・既に使われている例をみてみましょう。

 

  • 分散型クラウドストレージ
    「個人が所有するPCの空きストレージを貸し出す」というサービス。
    分散された空きストレージに対し、データを預けたい人が、充分に暗号された状態で預けていく。サービス管理者がいない分散化された状態で、プロトコルによって記述されているので、自動的にすべて走っていく仕組みができている。
    サービス例:STORJ、Filecoin、Maidsafe、IPFS、SIO
  • 自律分散型投資ファンド(DAO配当券)
    「VCにプレゼンし、価値が定められ、資金を得る」という一連のプロセスをブロックチェーン上でやろうとした試み。「The DAO」というサービスがありました。これは、起業家たちがサービス上に自身の事業アイデアを投稿し、それを「キュレーター」と呼ばれる人たちが承認を行います。トークン保有者による投票が行われ投資判断をしていきます。投資した事業において利益が出た時には、配当が自動的に分配される仕組みでしたが、ハッキングされてしまい、今はサービスが停止しています。
  • メディア
    つまり、運営者のいないメディア。これまでのメディアは、運営者によってコンテンツ内容や表示位置は管理されていました。「coin-journal」もそうです。この仕組みをブロックチェーンで信頼のおける記事が上位に表示されるようしようとしています。
    サービス例:steemit

 

このようにブロックチェーンを他の仕組みに活用することで新しいビジネスや価値が生まれてくるのではないでしょうか。

以上で、ブロックチェーンの基礎知識から概要まで説明してきました。
最後まで記事を見ていただきありがとうございました。皆さんの参考になれれば幸いです。